めいたくPW diary

アラフォー2児のパパが語る、プロレスだったりいろいろ。プロレスが100倍面白くなるかも

制御不能のカリスマと満開のサクラ

 

 

今年でFINALとなったNumber

プロレス総選挙。

 

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棚橋弘至とのデッドヒートの末惜しくも3連覇を逃してしまった「制御不能のカリスマ」内藤哲也

 

彼が語った‘トランキーロ’に秘められた決意。この記事を読み終えた後、カリスマの思いに少し目頭が熱くなってしまいました…。家で1人で読んでて良かった。

 

ちなみにその記事を書いたのは、東スポ内藤哲也と食い逃げコントを繰り広げている、支払い担当の岡本祐介記者(57年会メンバー)です。

 

当初の目標であった「新日本プロレスのレスラーになる」「20代でIWGPヘビー級のベルトを巻く(この目標の達成は少し遅れましたが)」「東京ドームのメインで試合をする」という3つの夢を全て達成したにも関わらず、新たな2つの目標を見据えているカリスマ。

 

1つは以前から掲げていた「6大ドーム(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・西武)ツアー」を実現させる事。

 

そしてもう1つは、今年から掲げている「IWGPインターコンチネンタル王座を持ちながら、

IWGPヘビー級王座を獲得する」という事。

 

どちらも、実現すればプロレス史上初となる快挙❗️ですが、この「史上初」の部分が重要らしく。

「記録更新」や「新記録」というものは、いつか破られ上書きされてしまいますが、初めて成し遂げられた「史上初」は褪せる事なく名を残す。

 

20年後30年後のお客様にも伝わるように、プロレスの歴史に名を残したい。という欲が生まれたようで。

 

 

確か内藤哲也が語っていたもう1つの夢がありましたよね。

「内藤のようになりたいと思ってプロレス界に入ってくる選手が出てきて欲しい」

おそらく、20年後30年後の内藤哲也は一線を退き、新日本プロレスの普及や後進の育成を行っているでしょう。

 

その時に「史上初の6大ドームツアーの成功に貢献した立役者     、内藤哲也」「史上初のIWGPヘビーとインターコンチネンタルの2冠王者 内藤哲也

の名前は大きな力になり、内藤の活動を後押しするでしょう。

 

内藤哲也に生まれた欲には、新日本プロレスの未来を見据えた内藤の思惑が隠されているのかもしれません。

 

 

そして、多くのファンが心配している内藤哲也の身体の事、ひざの事、コンディションの事。

 

当ブログでも以前心配して、

【内藤は、飯伏幸太とのインターコンチ戦前の舌戦中に、「試合に顔を出さずにプロモーションですか⁉️」と口撃していた事がありましたが。

プロレスを見に来ているお客様が内藤哲也がいなかったらガッカリする、だから試合がなくても会場に行く。と言うのと同じくらいに、たまには身体を休める事(特に試合に出突っ張りの内藤の場合)やプロレスを知らない人にも内藤哲也を知ってもらう事も大事だと思います。

 

まぁ、その2つが矛盾する事なので、なかなか難しいんですが…。】

 

と書いた事がありました。

 

トランキーロの内藤哲也が、なぜ誰よりも休まず(新日本プロレスの公式戦だけでなく海外の他団体への参戦も含めると年間200近い試合数では…)、月に1度は病院に通い溜まった水を抜いているというボロボロの膝を酷使し、リングに上がり続けるのか⁉️

 

全てはそうdestino

 

内藤哲也は何があっても、今の内藤哲也を運命だと受け入れている。

もちろん、プロレスの未来や自分自身の未来という意味で先の事を見据える事はしていると思いますが、内藤哲也にとって何よりも大切なの事は、「今」この瞬間、今会場にいるお客様に今の内藤哲也を全力で見せる事。

 

それは内藤哲也にとって選手生命よりも大切なポリシーのようです。

 

最近ではG1CLIMAXに向け戦闘モードにスイッチが入っている

EVILに対し「我々 Los Ingobernables de Japónは今週末イギリスで試合を控えているからね。目の前の試合を大事にできない人間に未来はないかな。だから俺はイギリスの試合に集中したいよ。イギリスのお客様に Los Ingobernables de Japón、そして内藤哲也のプロレスを存分に堪能してもらいますよ」とキツい牽制。

G1CLIMAXももちろん大事でしょうが、内藤にとっては会場のキャパ等は関係なく、ホントに目の前の試合に一戦一戦全力で臨む事が大事なんですね。

 

 

ところで昨年放送されたNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で

「プロフェッショナルとは❓」

の問いに内藤哲也が何と答えたかみなさん覚えていますか⁉️

 

「自分自身が夢を追いかけなきゃ、人に夢を与えることはできない。プロフェッショナルとは、夢を追いかけ続けることだと、僕は思います」

 

かつてスターダストジーニアス時代、夢を追い続けていたもののなかなかファンの支持を得られなかった内藤哲也

 

それが、制御不能となり「夢を語らなくなった内藤に、ファンが夢を見始めている」というフレーズも生まれ、今もファンに夢を与え続けています。

 

しかし、もしかすると内藤哲也がファンの支持を得ている魅力は、その「夢」だけでなく。

今の内藤哲也は今しか見れないという「儚さ」にもあるのかもしれません。

 

日本人のDNAに刻み込まれている、桜を愛でる心🌸

その桜の魅力は美しさだけでなく、いずれ散ってしまう儚さにあるとも言われます。

(満開の桜も内藤哲也と同じように、今を全力で生きているのかもしれませんね)

 

内藤哲也の、全力で今を見せるという姿は日本のプロレスファンにとってはDNAに訴えかけるような魅力なのかもしれませんね。

 

 

次回は髙橋ヒロムとSANADAについて…

 

ではでは、アディオス✋